CUTTING LAB.

〜 アプリケーションテープ (リタック) に関する考察 〜


マスキングテープ

   ちょちょいと貼るなら、これで十分。
   15〜50mm幅のバリエーションがあると便利。
   ひとつだけなら30mmが使い勝手がグー♪

   大きなモノにも少しずつ重ね貼りして対応可能。
   が。段がつくと、シートを貼るときに、じょうずにやんないと
   空気入ること必須ですぞ。

   水貼りは、マスキングの段のところに水が残りやすく、
   テープを剥がしてから、スキジでもう一度しっかり水を抜く
   必要があります。これまたシートと貼り面がしっかりなじんで
   いないので、案外粘着が強いマスキングを剥がすのが
   一苦労。(やらないほうが利口か)

 【解決法】
   文字のところにマスキングの重なりがこないようにすれば
   よろしい。先に文字のとこだけ貼って、後から隙間を埋める。
   一幅で貼りきれない大きな文字・デザインは、ドライ貼りで
   丁寧に空気を抜きながら貼りましょう。
   ヌキデザインは、トン付け貼り(重ね0)にしたほうが無難です。

   長期間マスキングを貼りっぱなしにしておくと、
   糊がべたべたとシートにくっつくことがあるので
   保存しておくときは、ちゃんとしたアプリケーションシートを
   使いましょう。  

サランラップ ・ クレラップ

   薄手の表面がピカピカしたシートには可能。
   まぁ、でもコシがないし、伸びるし、やりにくいことこの上なし(^^;

和紙
アプリケーションテープ

   和紙素材でロールになったアプリケーションテープ。
   (超幅広のマスキングテープ風)
   ゴミが出ないし、透明のアプリに比べたら割安。
   透けがよくないので、慣れないと位置あわせが難しかったり
   しわになったりします。これのイヤなところは、切った端が
   反っくり返ること。反っくり返るだけならいいけど、下手すると
   カッティングの部品までいっしょに持ち上げて、埃がついて
   しまったり。うげげ(^^;

 【解決法】
   デザインシートの裏紙より長めにカットし裏まで曲げ込み、
   端をマスキングで貼っておく、なんて細かい芸当が必要。
   めんどくさがりな使徒には不向き(?)

透明
アプリケーションテープ

   剥離紙つきのパリパリ透明タイプが一般的。
   専用品として開発されているので、使い勝手はさすがに
   一級品。デザインシートと同じぐらいのお値段、剥離紙が
   ゴミになる、現場にサインを持っていくときにコンパクトに
   巻けなくてかさばる、ってのはありますが。

その他

   鋼板・金属板のプロテクトテープ。これもなかなかイケます。
   弱粘着で、そこそこのコシがあるものを選びます。
   しかし、デカイゆえ、スリットが必要、値段もハンパじゃないので、
   (リタックとして使うには安上がりなんだけど)個人で使うには
   無理があるかな(^^;

   養生テープ。設計用の仮止めテープ。医療用3Mシルキーポア。

   要は弱粘着で糊残りのないものならなんでもおっけー。


めにゅー