| じぃじの華麗なる?時計遍歴
 
 
 いわゆるブランド時計との出会いは、昨年初めて韓国に行った時に遡る。。。
 「オニサ〜ン トケイアルヨ」
 
 香港や韓国に行った事ある人ならおなじみの声に誘われるままに連れて行かれた地下の密室で見た
 レプリカ、いわゆるパチもんの数々がきっかけであった。
 ほとんどの人が興味を惹かれるであろう、ロレックスなんぞには見向きもせず、わしが手にしたのは
 本物でもおそらく10万円もしないであろう、タグホイヤー LINK。 なぜLINKなのか・・・
 
 「これならパチと思われまい」
 
 ・・・このうえもなく不純である。
 
 しかし、このパチはひどかった・・・ パチと思われないようにしようとおもえば10メートルは離れなければならない。。。
 さすが6千円のホイヤーである。だいたい本物にこんな文字盤あるのか?
 この時「次はまともなパチを買おう」と固く心に誓ったのであった。(おいおい)
 
 その後香港に行った時に、今度は少しマシなパチを買おうと例によって連れて行かれた怪しげなビルの3階で手にとったのはまたまたタグホイヤー、しかし今度は高級そうなキリウムちゃん。
 その時はLINKに比べれば断然高級そうに見えたので即買い。
 ところが、、、帰ってから見ると・・・
 
 「ブレスのコマの厚み左右で全然ちゃうやんけ!凸」
 
 しかも重量感があるのはいいが、重すぎて左手のリーチが伸びそう。。。
 
 その後しばらくは、やっぱりパチはパチ、という至極当たり前のことを悟り、「正確な時間を知る」という時計本来の機能においてはほとんど右に出るものがない携帯電話の時計を常用していたのだが、、、
 それは、突然やってきた。
 ロレックス・デイトナ
 ロレックスといえばあの王冠マークの、昔はローレックスと呼んでいた、あれである。
 ロレックスってあの、金無垢とかコンビとか、オヤジ時計のイメージしかなかったわしが初めて見たスポーツロレックス、しかも憧れのクロノがあったなんて!しかもカッコええでわないか!
 速攻で買いましたよ、デイトナSS 16520の白 (のパチ v(--;)
 パチだろうがなんだろうが、人生数十年の歴史の中で今まで買った一番高い時計だし、しかもそれが憧れのクロノ付となれば、かわいくてしかたないんだこれが。 まあ単純なもんです。w
 知らないということは、時に幸せなこともある。 by じぃじ
 
 今思えば、それだけで満足しておけば今もご満悦でつけていたに違いないパチデイトナ、しかし毎日眺めているうちにふと脳裏をよぎる
 
 本物はどんなんだろう・・・
 
 誘惑に負けて、ネットで検索しいの本屋で生まれて初めて時計雑誌買いーので調べてみると、、、
 おお!貴金属素材以外のロレックスの最高峰とか書いてあるでわないか!
 しかもステンレスモデルは流通量が少なくてプレミアがついているらしい。
 雑誌の表紙にも一番多く登場するし、人気投票でも常トップクラスだし、スポロレオーナーがいつかは欲しい時計だとか。
 
 それからは猛勉強、どうやらわしが買ったのは16520の白(のパチ)とかいうやつで、本物にはゼニス社という会社が作ったえるぷりめろ?
 とかいうムーブメントが詰まっているらしい。
 「えるぷりめろ」と聞いて、前に行った北海道はススキノで見た「かりぺろ」というヘルスの屋号を思い出したのはわしだけであろうか。^^;
 ちなみに、見ただけで行ってはないので、サービス内容は知りません。念のため。
 話が逸れた。。 コホン
 
 16520は1988年〜2000年まで作られて、2000年に現行の116520にフルモデルチェンジした、と。 ふむふむ。
 16520と116520の画像を見比べると、、、ん?どこが違うねん? (・_・?)ハテ
 
 しかしよく見ると、ああ、インダイヤルの6時と9時の部分が入れ替わってたり、縁がシルバーになってたり3時と9時のインダイヤルが若干上にオフセットしていたり、夜光付のインデックスが太くなってたりと、けっこう違うでわないか。
 
 前のオデッセイと現行のオデッセイの違いみたいなもんやね。
 
 と、納得した次第。
 
 して、その値段は、、、カチャカチャカチャ、、、、チーン。
 
 
 
 
 \1,200,000 !!(しかも税抜き 笑)
 
 
 あほか。クルマ買えますやん、んなもん。
 
 ホンモンなんか買う人いるんかい!
 というのが一般人を自称するわしの正直な感想ではありました。でも、黒文字盤カッコイイ・・・
 それまで、時計の価値観なんぞ無いに等しかったわしが初めて「これが欲しい」と思った時計、
 でも、相手が悪かった・・・
 やっぱりパチでしょパチ。でもどうせなら116520の黒が欲しい。
 で、探しましたよ、ヤ○オ○のブランド時計−ROLEX−デイトナ。
 したら、あるわあるわパチの宝庫(笑)
 何百というパチの写真を片っ端から眺めていく。どれもそれなりに出来がいい。目移りしていかんわい。
 でもよく眺めていくうちに、、、、ん?ちと待てよ?
 
 あそこが違う、ここが違う。。。
 
 そうです。最初はどれも同じに見えた写真が、何百と同じものを見ていくうちに一目見て本物との違いがわかるようになってしまったのである。
 そらそーでしょ。何ヶ月間も時計といえば、脇目もふらずデイトナしか見てないんだから。w
 こうなると、持っているパチデイトナも明らかにインダイヤルが小さいとか、ベゼルが回るとか、ブレスの造りがちゃちいとか、何で裏にデイトナ24優勝記念の刻印があるねん!とか、出てくるもんです、突っ込みたくなる点が。
 だから探しましたよ、より本物に近いパチを。(まだこの時点では時計の価値観そう変わってない 笑)
 
 でも、ないんだこれが。。。いくら探してもうりふたつといえるほどのものがない。 ・・・あたりまえか。
 
 毎日明けても暮れても時計ばかり見るうちに、自然と他にもスポーツロレックスと呼ばれる機種があることぐらいはわかりますわな。
 ロレジウム、エクスプローラー1&2、サブマリナー、GMTマスター、etc、、、、どれもかっこいい。
 別にロレオタじゃないので得意の(笑)ホイヤーの限定セナモデルとかカルティエのパシャクロノとかオメガのスピード&シーマスター、クロノといえばブライトリング、etc、、、どれもええなあ。
 しかし、である。
 
 やっぱりデイトナがいちばん!
 
 自分の想いを覆すに至る時計にはついに出会えなかったのでありました。
 しかし、デイトナを含め実物はどれも触ったことはおろか見たことすらないのだが・・・^^;
 
 いくら探しても見つからないうりふたつパチデイトナ、、、しかし、ある日突然、気づいた。そう、電球のスイッチをひねるように。
 本物があるやん・・・
 初めて本物を具体的に意識した歴史的瞬間である。                      おおげさ?w
 
 それにしても、である。時計にヒャクニジュウマン?その消費税より高い時計すら買ったことないのに?
 
 いやいや、要は考え方なのだ。クルマを買おうと思えば安いものである。
 120万といえば、いくらクルマのコンパクト化が進んだとはいえ、きょうび軽しか買えないではないか。
 日本一売れているフィットでも、クルマ本体は買えてもナンバーつけて乗ることができないではないか。
 ましてや今いちばん欲しいアキュラMDX買うこと考えたら、デイトナが4本以上買えまっせ。
 それに10年経ったらクルマはただの鉄くず、いや、逆に廃車にするのに金が要る。
 それがどうだ、デイトナときたら10年前だろうが20年前だろうが価値がつく。
 どころか、30年経てば新品より高かったりする。
 
 もし明日食うのに困って路頭に迷ったときに、質屋にでも飛び込めば即換金できる。
 そう、デイトナは非常に資産価値が高いのである。
 
 ・・・もうこれは買うしかない。ホンモノを。自分のテンションを上げるのだ。何も考えるな。
 
 で、喧喧諤諤すったもんだ、、、(以下フェードアウト・・・)
 買いました。デイトナSS 116520 黒。
 
 奥さんありがとう!!!
 いやあ〜 やっぱり本物はいいっす。^^
 造りが全然ちゃいます。    ・・・あたりまえだ。同じだったら泣きたくなる。。
 記念に、デイトナという時計の存在を教えてくれたパチといっしょに、ハイポーズッ。
 しかし、勢いにまかせて買ったはいいが新たなる問題が・・・
 なんせそれまで買った時計の最高額の40倍である。
 
 常用できないのだ、傷がつくのが怖くて。。(小心者)
 常用したい、でも傷をつけたくない。どこかに置き忘れ名人わしのことだ、置き忘れないために
 いったん時計をすればちょっとやそっとじゃ外さない。パチなんぞ寝ているときもずっとつけていたぐらいである。
 
 そこで考えたのが、デイトナ保護シート。
 
 以下、時計保護シートのページへGO!
 |